スポンサーサイト

--年--月--日

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ウルトラダラー 【★★★☆  rank B+ 】 No.207

2009年07月06日

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)(2007/11)
著 手嶋 龍一
社 新潮文庫
Ex 情報戦

最近、お隣の将軍様が病弱なのに外交面で元気なのでこれを。

著者は元NHKワシントン特派員として冷戦の終焉に立会い、
9・11のときはワシントン支局長として11日間昼夜連続中継放送を担っていた人。
顔を見れば「あの時の人か!」と分かるはず。

世界各地に張り巡らした極秘の情報源を駆使して北の独裁国家の謎に挑んだ本書は、
「日々のニュースがこの物語を追いかけている」とも言わしめた日本初のインテリジェンス小説と紹介されている。

なんでも本書そのものがインテリジェンス本とのこと。  「本当のような嘘」と「嘘のような本当」を巧みに織り交ぜて書かれている・・・らしい

・・・でも、元外交官の佐藤優さんの解説がないと暗号、暗喩はもとより、 「外務省の極秘・限定配布」電報の体裁も文体も最近のものである やら
 実はロシア人には不思議な習慣があり、カーテンを引くのはアパートの三階ぐらいまでで、それより上の階に住む人たちはカーテンをつけない
なんて、分 か る わ け ね ー よ w  ・・・・この細かいあたりが無意識のうちに読者を惹きつけるのかね。

現実と物語がリンクする。どこまでが本当なのやら。

この本は主人公ブラッドレーの愛車、MGBのようである。
じわじわ回転数が上がっていき、ラストもしっとりと停車する。
BGMには 黒の騎士団 DARKER THAN BLACK~黒の契約者 のサントラあたりでどうでしょう?

キム・ジョンナム氏が日本で捕まった時、一般人「ディズニーっすかw」 な裏であんな戦いがあったのかも・・・と思わせる。
(実際のとこ、ジョンナムはすんごくフランクな人らしいけども・・・頭は切れるのでありうる・・?)

人としての全能力が高くないと、とても生きていけない世界だよねぇ。なにより対人能力。
こんな情報戦が今日もどこかで(日本ではこの東京で)繰り広げられているんだよなぁ。お疲れ様です。


<あらすじ>
“日本人よりも日本人らしい”イギリス人のスティーブン・ブラッドレー。
表の顔としてはBBC(英国放送協会)のラジオ特派員だが、本当の顔は英国秘密情報部の諜報員。

ある日彼のもとに、超精巧な偽100ドル札、≪ウルトラ・ダラー≫出現という機密電が。
そこでスティーブンは同僚のコリンズと連携をとりつつ、情報の収集を始める。

内閣官房副長官の高遠希恵やアジア大洋州局長の滝澤勲を軸に、たった一言・一挙動が明暗を分ける情報戦をl繰り広げてゆく。

はたして誰が味方で、誰が敵か。 どこまでが真実で、どこからが嘘なのか。

拉致問題、偽札ウルトラ・ダラーの真価、核兵器、背後にちらつく大国の意思。
情報を選別し、辿っていった終着点。 そこでスティーブンが知ったこととは・・・?

<関連記事>
◇インテリジェンス~武器なき戦争 【★★★★★ rank S 】 No.191
◇国家の謀略 【★★★★  rank A 】 No.203
◇ゴーリキー・パーク
◇野蛮人のテーブルマナー「諜報的生活」の技術 【★★★☆  rank B+ 】 No.432
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://u1r0.blog50.fc2.com/tb.php/291-6070c2aa
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。