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「いいか・・おれはチェルマシニャーに行く・・・」

2009年12月03日

本 カラマーゾフの兄弟 2 (亀山郁夫訳) より、第5編 プロとコントラ 7「賢い人とはちょっと話すだけでも面白い」 p341

街を出るイワンとスメルジャコフのやりとり。

「じゃあな、イワン、悪く思うな!」父親はもういちど叫んだ。
 家じゅうのものが見送りに出てきた。スメルジャコフ、マルファ、グリゴーリーである。イワンは一同にそれぞれ十ルーブルずつ与えた。彼が馬車にすっかり腰を落ちつけたとき、敷物を整えようとスメルジャコフが駆け寄ってきた。

「いいか・・おれはチェルマシニャーに行く・・・」なぜかふいにイワンは口走った。昨日と同じで、またもやひとりでに口をついて出たのだが、いまは何か神経質な笑いまで伴っていた。彼はその後しばらく、何度もこのことを思い返すことになった。

「つまり、賢い人とはちょっと話すだけでも面白いと世間で申しますのは、ほんとうなんですね」イワンをするどく見やってから、スメルジャコフはきっぱりとした口調で答えた。

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