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環東京湾構想 についてちょっとだけ

2010年01月13日

本書を読んでまず思ったこと。それは「確かに理想的な都市が出来上がるかもしれない。けれど、どれだけの時間とお金がかかるのだろう。そもそも、構想と妄想は紙一重なのではないのか?」ということ。そもそも竹村さんと共著である必要性はあったのだろうかという疑問もあったが、それは構想自体とはそこまで関係ないので割愛。

国家規模のビジョンを示してくれる存在はありがたいものだ。アクセスを飛躍的に向上させる環状構想はかなり面白いと思うし、太陽経済の話(人工知能を持った電気自動車など)以外は現実に機能しうるかもしれない。ただ、こうも思った。普通の人が同じこと言っても妄想話と笑われてお終いだよなぁ、と。肝となる環状構想は良いのだが、それについては他のゼミ生が論じてくれるはずなので、自分はそのほかの話にも焦点を当て、疑問の余地を示せればと思う。

まず、『歩ける範囲での街づくり』というものはいかがなものか。住環境と職場を狭い所に押し込み混在させるのはかなり難しいと思われる。その職場がスーパーだけというならまだ話は分かるが、工場や情報関連の職場も『歩ける範囲』にというのはいささか疑問を感じた。『人と人の間から新しい仕事が生まれる』のも確かだろうが、様々な会社・企業があるからこそ出来る仕事や集まる情報というものは馬鹿には出来ないと思うし、それこそが東京の持つ最大の魅力ではなかったか。そもそも地方は『歩ける範囲』でしか動けないだけだというに。その点では交通システムの改良には期待したい。
また、『歩ける範囲の街づくり』で復活するコミュニティーといっても、回覧板を回すときに顔を合わせる程度であろう。東京から遠い田舎だからといって地域住民同士が一体となって行動しているだろうか?疑問の余地がある。
そして単純に『緑があるから住みやすい』という決めつけも考えものである。地元には緑が山ほどあったけど住みやすかったわけではないぞ。『空いたスペースに緑地を造り、海から風の道を通すといった計画もできそうです』か。そうですか。都会人の道楽ともいえる綺麗ごとに聞こえるのは自分の精神が捻じれているからだろう。
さらに言ってしまえば、この本の肝心要、『環東京湾構想』そのものにも多少の疑念が浮かんだ。『高齢化が首都圏を直撃する』ことはそもそも分かっていたことだし、その原因は東京になにもかもが集中しているからであると自分は考える。そして、東京は何もかもが集中しているからこそ、ここまで発展してきた。
これからは新たに物を創るよりも、物を再利用していく構想も必要だろう。さらに言えば、やはり企業は合理的に動く。土地が狭く人件費もかかる日本。税制を変えた“特区”でも作れば外国企業・ビジネスパーソンも来てくれそうなものだが・・・それはこの構想とはまた別のお話。建設的な意見が無いですが紙面が尽きるので今回はこのあたりで。
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