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世界的金融危機の構図 【★★★☆  rank B+】No.596

2010年08月03日

世界的金融危機の構図(2010/02/24)
著 井村 喜代子
社 勁草書房
Ex 参考文献

「金融恐慌を読み解く」のマイナーチェンジ版といったところ。
わかりやすい言葉で解説がされており、手軽に読める。
初版は修正箇所が多いので、第2版以降がおススメ。
・・・第2版が出るかは分からんが。

◎目次
序説
 事実経過(概要)/事実の経過が問いかけるもの/本書の課題と分析視角

第Ⅰ部 世界的金融危機の根源
 第一章 為替安定化と持続的高度成長、およびそれらの破綻
  第一節 第二次世界大戦後の現代資本主義の特徴
   現代資本主義の特徴
  第二節 為替の安定化と持続的高度成長・高雇用の実現
   初期IМF体制と国際収支の均衡化・為替の安定化/GATTと先進諸国間貿易の拡大/持続的高度成長・高雇用の実現
  第三節 初期IМF耐性の崩壊と持続的高度成長・高雇用の終焉
   初期IМF体制の行き詰まりと金ドル交換の停止/持続的高度成長・高雇用の終焉

 第二章 米国の新しい世界経済戦略と現代資本主義の変質
  第一節 金ドル交換停止による金融の自由化・国際化、米国の基軸通貨国特権
   米国の金ドル交換停止の意図/変動相場制への移行/米国の基軸通貨国特権の意地・強化/米国とその他諸国との違い
  第二節 米国主導のシン自由主義
   新自由主義政策の骨子/金融面での規制緩和、金融活動の活発化の重視/規制緩和・競争市場原理の世界化・グローバル化
   新自由主義による経済再生策とその結果―産業空洞化、対外赤字の累積/新自由主義の身勝手さ
  第三節 世界的な投機的金融取引の基礎拡大
   金融面での金融収益を求める投機的金融活動の活発化
   米国の対外赤字累積は黒字諸国の投機的金融活動の基礎強化/米国の対外純債務国への転落

 第三章 実体経済から独立した投機的金融活動
  第一節 過去の投機
   過去の投機の特徴/初期IМF体制における投機の抑制
  第二節 金ドル交換停止における「実体経済から独立した投機的金融活動」
   投機的金融活動の対象の拡大と活動の恒常化/「投機的金融活動」
  第三節 投機的金融活動普及の柱―情報技術、デリバティブ、ヘッジファンド
   技術開発/デリバティブ/ヘッジファンド/ミューチュアル・ファンド


第Ⅱ部 世界的金融危機を 起する諸連鎖
 第四章 「資産の証券化」と「証券の証券化」の特質と仕組み
  第一節 「資産の証券化」とはなにか、その仕組みと特徴
   金融機関の長期貸付による住宅ローン/「資産の証券化」とはなにか、住宅ローン債権担保証券の仕組み
   ファニーメイ、フレディマックによるRMBSの普及/資産の証券化・資産担保証券(ABS)
  第二節 「証券の証券化」とはなにか、CDOの仕組みと問題点
   「証券の証券化」=「再証券化」とはなにか/CDO組成の全段階/CDO組成の仕組み/二次CDO~数次CDO/CDO売買の仕組み
  第三節 CDOの特徴と問題の所在
   見えなくなったCDOの内容とリスク/ずさんな住宅ローン貸付/サブプライム住宅ローンの拡大
   リスク「解決」による収益増大の仕組み/格付け会社による格付けへの過度の依存
  第四節 CDOはリスクを解決できない、リスクを隠蔽し拡散する
   ①債務不履行のリスク/②価格低下・販売不能のリスク/CDOはリスクを解決できない、リスク発現を拡張する

 第五章 「証券化」による住宅ローン拡大
  米国の住宅ローンの対象は「土地付き一戸建て住宅」
  
  第一節 住宅ローンをとらえた証券化、証券化による住宅ローンの激増
   住宅ローンの証券化が推進された理由/米国政府の景気対策=住宅ローン拡大政策、金利の大幅切下げ
   「ホームエクイティローン」による住宅ローン需要拡大/「土地付き住宅」の価格上昇の特殊性
  第二節 住宅資産価値膨張は「虚」の膨張、幻想が幻想を呼ぶ連鎖
   住宅資産価値膨張・キャピタルゲイン増大は「虚」の膨張/期待・幻想が期待・幻想を呼ぶ連鎖

 第六章 金融取引の重層的拡大の諸連鎖
  第一節 SIVによるCDO運用資産の調達=ABCP市場の大膨張
   SIVによるCDO運用とABCP拡大/ファニーメイとフレディマックでは債券発行
  第二節 金融保証―モノラインとCDS
   モノライン/CDSの仕組み/CDSの基本的特徴/CDSによる新しい巨大リスクの発生
   リスクの高い資産・証券の証券化の促進、リスクの拡大/金融保証目的からの逸脱
  第三節 CDSによるシンセティックCDO
   シンセティックCDOの仕組み/シンセティックCDOの基本的特徴と問題点
  第四節 金融機関の役割
   大手投資銀行、大手商業銀行

 第七章 巨大損失を誘発・膨張させる諸連鎖
  第一節 CDOのリスク発現、SIV・ヘッジファンド・ABCPの聴き
   CDOでリスク発現が一挙に拡がる理由/SIVの危機とABCPの危機―CDOの投げ売り、大手銀行の巨大損失
   ヘッジファンドの閉鎖・解散、CDOなどの投げ売り/住宅価格下落・住宅ローン縮小とCDOの下落・縮小との連鎖
   家計の債務増大と消費の冷え込み/ファニーメイとフレディマックにおける危機の発現
  第二節 “モノライン危機”、“CDS危機”
   “モノライン危機”/“CDS危機”、巨大損失拡大の連鎖
  第三節 大手金融機関の経営危機の特質と特異性
   大手金融機関の経営危機・経営破綻の特質/大手金融機関の経営危機・経営破綻の特異性

 第八章 国家・国際協調による対策とそれが生み出す諸矛盾
  第一節 金ドル交換停止・初期IМF崩壊による恐慌阻止の力の増大
   強行を阻止する力の増大/恐慌阻止による通貨膨張・信用膨張の一部温存
  第二節 米国を中心とする国家と国際協調による対策の推移
  第三節 対策の特徴とそれが生み出した問題・矛盾
   今回の対策の特徴/場当たり的・その場しのぎ的対策の繰り返し
   公的資金(財政)投入の膨大化、金融対策のための財政赤字拡大/FRBの資産膨張と資産劣化/住宅ローン証券化を支える政策
   投機的金融活動の資金の温存・その再燃の危険性/実体経済停滞・失業の克服は困難
 
 終章 膨大化する金融取引・金融収益の内実、金融と実体経済
  第一節 金融取引膨大化の基礎と金融機関の役割の変質
   金融取引膨大化の基礎/銀行による信用創造の変質と“信用膨張機能”の出現/銀行の信用創造の役割の変質/新しい“信用膨張機能”
  第二節 投機的金融取引の国際的拡張
   米国の経常収支赤字・対外投融資の作用/「過剰流動性」という用語は曖昧で不適切
  第三節 投機的金融取引・金融収益の膨張は実体のない「虚」の膨張
   膨張する金融資産・金融収益は実体のない「虚」の膨張
  第四節 金融が実体経済を動かし金融危機が実体経済危機を生む歪んだ経済
   金融が実体経済を動かす/禁輸面での危機が実体経済の危機を生む
  第五節 新自由主義政策のもとでの金融活動重視・実体経済の歪み
   国内産業の空洞化/実体経済の歪み/社会の歪み


あとがき
世界的金融危機の年表
索引


「もし、日本人ひとりひとりから1円ずつ貰ったら1億2千万円たまるじゃん?」
ああ、そうかもね。
「1円ならくれる だ ろ う から、俺は実質1億2千万円持ってるわけじゃん?」
えっ?
「だから2千円くらい出してくれるよね?大丈夫、なんかあったら絶対返すから。借金取りに追われるときは保証人になってやってもいいよ。なんてったって俺のバックには1億2千万円がついてるんだからな!」
あれ・・ここでの1億2千万円は、幻のお金だよね?そんなことは分かってるはずなんだけど・・



目次を書くだけで疲れたYO!あとでまた編集するか・・

 不味いもの と クソ不味いもの を混ぜて、「やっぱ、不味いかも」と味見したうえで三ツ星のお墨付きが付いてレストランに並べられたようなもん。

おまけに「(保険料払ってくれれば)味は保証します!万が一、不味かったら全額返金いたします!」ってどこかで見たようなこと言っておいて、
「あ、やっぱ無理☆」なんて 超 展 開 をかまして世界を混乱させちゃうCDS及びモノライン企業ちゃんマジドジっ娘!
(計画されたドジはタチが悪いだけだけどな)

日本企業はバブル崩壊の影響が残ってたからまだマシだったという皮肉。

日本 「ペロ・・これは青酸カリ!!」
米・欧「ペロ・・・これは・・・いや違うかも・・・ペロ・・・あずにゃ・・ペロペロペロペロ」
光彦「ゴクッ………これは………………ゴクッゴクッゴクッゴクッ……………プハァ!青酸カリ!!」


あ、光彦は死んだなこれ。
日本も余裕あったらペロリストになってて本格的に手出してたんだろうなぁ。一部手を出してたらしいけど。

乾いた笑いがこみあげてくる良い本です。

まだ資料が出てこない・・というか、出されたところで多すぎてどうしようもねぇ状態。
GSが逆切れ?して25億ページの資料を提出したときは笑った。木を隠すなら森、とはよくいったもんだ。



<関連記事>
◇金融恐慌を読み解く A+

<関連リンク>
やる夫で学ぶサブプライム問題 ~ ベア速
やる夫で学ぶサブプライム問題についてちょいとツッコミ ~ FIFTH EDITION
金融大手ゴールドマン・サックス(GS)、数十億ページの資料送付 “いやがらせ”に米議会が激怒www ~ アルファルファモザイク
23 ~博士も知らないニッポンのウラ
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